唯一無二

まだ昼間は暑いくらいの陽気が続きますが、仕事の行き帰りに金木犀がどこからともなく香り気持ちを和ませてくれます。この香りをかぐと秋だなーと感じます。

毎日のように亡くなられた方に会い、ご遺族の方たちから故人の人柄をお聞きして、いつも思うのは
「人はみな唯一無二の存在」ということ

有名人でなくても、何か特別な働きをしていなくても、100歳以上生きても、たった一日しか生きられなくても
どんな人生を送っていても、その人だけの人生、どこにも同じものがない

みな、平凡じゃない、素晴らしいよ
故人の身体には、生きてきた証がたくさん残っている

もう目をあけてくれない、話してくれない
抜け殻のような身体ではあるけれど
一つの人生を終えたお身体は尊く愛しい
生きている時に、人間だもの、ひとつやふたつ悪いこともしてるだろう
いろんな事があったんだろうなぁ、子供の頃、若い頃、
家族も知らないようなこともたくさんあるだろね、喜怒哀楽の人生

そんなたくさんの人生の終焉にお世話させてもらうのって、すごいことだよね
故人さま、お疲れさまでした
あなたが一番幸せだったことは、なんでしょう?
楽しかった思い出はなんでしょう?
そんなことを思いながら触れさせていただいています。
最期にお世話をするご縁をいただいて、ありがとう

 

敦子

 

 

 

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