さる8月19日明け方4時43分、父が旅立ちました。
肺炎で入院して、自然死を選択し
見守りながらも待つ日々、辛い日々でした。
そばにつきそい、声をかけ、身体をさすり、手を握り、見送ることができました。
死ぬのが怖くなくなるような、静かで安らかな最期を父はみせてくれた。
看取れた満足感? 寂しさや悲しさよりも、不思議な暖かい幸福感で心が満たされました。
不自由な身体から自由になった父が、そっと包み込んで見守っていてくれるような、そんな気がしている。
こんな気持ちになれるなんて自分でもびっくり。
奇しくも通夜は私の誕生日でした。
私に命をくれた父が、たった一度きりの「死の授業」を授けてくれ
しっかりと命のバトンを受け取らせてくれたこと
これからの心の支えです。
敦子
投稿日:2012年10月17日